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カナリア諸島の秋のお天気 2017年

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週末は海に遊びに行ってきました。 10月もあと1週間ほどです。 日本の友人からきれいな紅葉の写真が届きました。 秋も大分深まってきましたね。 皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 カナリア諸島はいつになく暖かい秋を迎えています。 今年は10月後半でも毎日半袖で過ごしています。 海水温はだいぶ下がってきましたが、まだ海遊びができる日も多いです。 秋の海は人が少なくて、静かで穏やかです。 この時期の海は個人的にとても好きです。 今年は雨が少ないです。 飲み水や畑、自然を考えるともっと降るべきなのですがとても雨が少ない年です。 上の写真は島の南側に多い植物です。 南は特に乾燥していて晴れが多く岩が多い土地なので、植物と地面が見分けにくいですが・・・ 写真手前の右側に「タバイバ ドゥルセ(Tabaiba dulce)」というカナリア諸島固有のこの土地独特の植物が大きく枝を張っています。 ユーフォルビア属というクリスマスのポインセチアと同じ仲間の植物で、島の南側、海岸近くに多く生息します。 サンタ・クルスから南の高速道路を走ると何十kmと両側にこういった植物が育つ乾燥したゴツゴツした岩が多い土地が続きます。 乾燥に強い植物で、雨が少ない時期は葉をおとして耐え忍びます。 今年は雨がほとんど降っていないので秋の今も葉っぱがほとんどありません。 でも近づいてみると・・・ 枯れているわけではなく、小さな葉もつけながら生きているのが分かります。 2、3日雨が降ると途端に葉が一斉に顔を出し、土色だった地面が鮮やかな黄緑色に一転するのですが今年はまだそんな気配がありません。 一方、島の北側の標高600m付近では栗の木が順調に実をつけています。 今年は暖かいので実がとれるのは少し遅めかもしれません。 テネリフェでは珍しい落葉樹です。 高い山があるテネリフェ島とグラン・カナリア島、ラ・パルマ島では島の中にいろいろな気候帯があり、場所によってお天気が変わります。 同じ島なのに、暖かい場所ではまだマンゴーを採れています。 島々を訪れる方は、お天気の変化が大きいためいつも上着をもって動かれることをおすすめします。 来月の半ばころになると、甘栗やアニスハーブと煮た甘い栗が食べられ、鶏肉や白身魚のつけあわせで出てくる栗料理が