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ラ・パルマ島山火事とカナリア松

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ラ・パルマ島で先週に起こった大きな山火事がやっと鎮火しました。 約4,800ヘクタール、島の約7%が燃え、消防隊の一人が死亡するこれまでのカナリア諸島の歴史の中でも深刻な火事です。 失火原因は27歳ドイツ人滞在者が起こしたトイレットペーパーを燃やすための火で、そのために人が亡くなり、広大な森が燃えてしまったことが悔やまれるばかりです。 唯一救いとなるのは、焼けた一帯にはカナリア松の木が多かったことです。 カナリア松は火に強い特性を持ち、何層もの樹皮が木を守ります。黒焦げで電柱のように幹だけが残っても木自体は生き続け、翌年には緑の葉が息吹きます。2、3年内には幹は黒いままでも、火事があったことを感じさせないほど森が再生するのです。 昔から「美しい島」と呼ばれてきた緑多いラ・パルマ島。 この島の緑がもどるよう強く、強く祈ります。

ペルセウス座流星群 8月12日未明

今年も流れ星がきれいに見える季節がやってきました。 毎年8月10日前後にはペルセウス座流星群の到来、流れ星がたくさん見えるのですが今年は観測条件が特に良いそうです。 アンダルシア天文台の発表によると、通常の年でも1番多い時間帯は1時間に100個ほど見れますが、今年はその5倍近い流れ星がみえるかもしれないとのこと。 2016年は8月11日から12日にかけての未明がベストな時間だそうです。 この日は月明りはかなり明るいのですが、月が沈むのが早く01時37分です。 02時頃から早朝にかけての時間帯が良いようです。 テネリフェ島でのベストスポットは、テイデ国立公園。 平均標高2,200mの国立公園は、雲よりも高く雲にさえぎられることがありません。 火山砂の地面に寝そべると、頭上に大きく広がる空にスーッ、スーッと星が横切ります。 気温は20℃くらいの日もあれば、風が強い日は体感温度が低く毛糸の帽子に手袋冬コートの完全防寒が必要な年もあります。 ピークは8月12日未明ですが、前後の日付でも流れ星はよく見れます。 雲がかかっていなければ、国立公園まで上がらずとも街を外れた山の中でもきれいに見ることができます。 時間帯によっては、1時間に100個流れることもあれば、10分に1個程度のことも。 数日前にたまたま国立公園内のパラドールの予約をチェックしたのですが、この日が満室になっていたのは、流れ星が理由だったのですね。 我が家の屋上と庭にも星がきれいに見えるスポットがあり、今年は自宅の屋上に寝袋を広げて流れ星パーティーなんていうのもいいかもしれない、などと思っています。