【2020年】ラ・パルマ島のお花畑(山の上は、高山植物の宝庫)

6月8日にカナリア諸島の外出制限がフェーズ3に。
島間の移動ができるようになりました。

カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園 標高2,400m 遠くにテネリフェ島が見えます
最初の週末に、今年のお花の様子をチェックしてきました。

ピンク色のタヒナステ・ロホ、ここでだけ見れるお花がたくさんあります
今回は、マスクをつけて飛行機に乗るのは嫌だとブウブウいう子供たちも一緒です。

毎年この時期は仕事続きで、家族で山に行くことは少ないので、私はとても楽しみでした。
飛行機に乗るのも、3か月ぶりです。 ウキウキの私たち両親と、テンション低めの子供たちが対照的(笑) 山歩きを始めると一気に元気になるアクティブな我が家です。

島間は、Binter航空とCanary flyの2社が飛びます。今回はビンターで。
ラ・パルマ島へは飛行機で30分。
飛行機の便はまだ少なく、出発案内もガラガラ
ラ・パルマ島へは、左側に座るとテネリフェ島が空から見えてきれいです。
飛行機 コロナ前後で変わったこと
・機内はマスク着用が必須です。
・以前は自由席でしたが、指定席になりました。予約時に席を決めます。
 (誰がどの席に座っていたかを、把握するためです)
・新聞・お水・チョコバーのサービスがありましたが、今はありません。
 (このチョコバーの人気が高く、少しさびしいです)
・機内入り口で手の消毒シートをもらいました。

島で1番高いポイントにある展望台。今回は、ここが目的地。
ラ・パルマ島へ到着、レンタカーを借りていざ山へ。

目的地は、カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園。
この島の1番高いところにある展望台ロケ・デ・ロス・ムチャーチョス(Roque de los Muchachos 標高2,426m)を目指して、約1時間半のドライブです。

エニシダの一種、まぶしい黄色にテンションが上がります
標高2,000mくらいから急に景色が変わり、色鮮やかな高山植物の世界が待っています。 一気に気分も上がり、わー!!きゃー!!感動の言葉ばかり。 知らないうちに、満面の笑顔。 いつまでも見ていられて、なかなか前に進めません。


この島だけで咲く、固有のお花ラ・パルマスミレ(Violeta de La Palma)
【2020年の開花状況】
・ここ数年で1番遅い開花。2週間くらいずれている感覚です。
・花によって咲く時期が違うので、いつもはもう終わっている花が見れました。


平らな遊歩道を歩くと、こんな景色が。
この光、香り、空気感をお届けした―――――――い!!!

展望台へ行くためには、世界最先端の天文観測所の横を通ります。


国立公園は雲より高い場所。 青空の下、色とりどりの鮮やかな高山植物と出会えます。

この日はお天気に恵まれて、空気がキラキラ、海まできれいに見えました

コロナ前後で変わった旅のスタイル
・マスクを持参
・泊まるところ ホテル→貸し別荘(Casa Rural)


今回、2泊3日で訪れました。 宿泊先は、人との接触を減らすために、貸し別荘を選びました。

なるべく地元経済にも貢献できるように、食事は外食を楽しみました。
自然が好きな人に人気のエコな島ラ・パルマ島では、Casa Ruralと呼ばれる貸し別荘がたくさんあります。

伝統スタイルの、落ち着く木造の建物 こういった貸し別荘がたくさんあります
1棟貸し切り、別荘Casa Ruralの予約 エアビーやホテルの予約サイト(Booking.comなど)でも手軽に予約ができます。
ただ、ラ・パルマ島では大手予約サイトには登録していないステキなおうちも沢山あり、私たちはここにお世話になりました。 La Palma Natural


うれしいことに、主人が探して連絡をしたら、偶然にも友人のサイトでした。
イタリア人の、フェデリカ(女性)が運営。 島のことをよく知りつくし、細やかな気配りができる彼女。
私たちの要望を伝えるといくつか候補を探してくれて、その中で気にいった所を選びました。


ラ・パルマはカナリア諸島の中でも特に緑の多い島。 麓にはこんな森もあります。 しっとりした空気に、フレッシュな土の香り。
マイナスイオンをいっぱい浴びて、体中の細胞が元気になった気がします。

星空がきれいな島 日本が、東京大学が作った、世界最大のチェレンコフ望遠鏡もあります
今回は、久しぶりの遠出、ラ・パルマ島でした。
今年の花の写真は見ていましたが、実物を見るのはぜんぜんちがう経験でした。 リモートや在宅でできることも増えましたが、身体を動かして現地に行き、光や風とともに感じる幸福感、満足感は特別です。 あらためて、って、いいですねーーーーーー。


追伸  コロナウイルスの感染数が少ないラ・パルマ島でも、街ではみんながきちんとマスクをしていましたのが印象的でした。 今のカナリア諸島は、感染数が減り、夏になり、みんなの警戒が下がっている印象も受けます。 これからも安易にガードを下げるのは良くないですね。 自分たちだけでなく、大事な人を守るため、社会を守るためにも、気を付けて生活するのが大切だなと、改めて思いました。

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